
鈴鹿に来てから通勤用に購入したXLR125R。
ヤフオクで購入した当初(水没車だったのか?)ボロボロでしたが徐々にリフレッシュし、通勤から買い物まで近場移動で結構活躍しています。

特に昨年秋にMD30のリアダンパを加工流用してからはとてもいい感じで、バランスの良いバイクになりました。
そんな気に入った勢いで、今回は冬のうちにレストア?してみましたのでレポートです!
【1.分解】
まずは車体の分解から。
寒くて乗らない時期のうちに完成させようと、正月休みに作業開始しました。

外装・電装を外したら・・・


車体を倒してエンジンを分離

更に前後車輪・アームも外してフレームのみとします!
さらっと書きましたが、製造から20年以上触れられた事の無い箇所も多く、各部錆で固着しておりなかなか苦戦しました。
【2.錆落とし・塗装】

せっかくここまでバラしたので、錆をしっかり落とします。
サンドブラストは無いのでドリルで頑張りました。

錆落としの後は防錆塗料を塗り込んでいきます。

そしてウレタンシルバーで塗装。
「ホイールは磨けよ」と言われそうですが、既にあまりにひどい状況だったので一緒に処理して塗っちゃいました^^;
ウレタンスプレーはイサム塗料のものをヨドバシで買うのが1本1400円程度と最も安価でした。
【3.エンジン】

本来はこちらのエンジン載せ換えがメインのつもりでしたが、エンジン降ろすなら・・・と上記の通りいろいろ作業する事となりました。
とはいえ、適当なところで線引きしていかないとこの機会に!とやっているとキリがありませんね(笑)

以前ヤフオクで購入したエンジンと元々のエンジンを組み合わせてスペシャルな感じ(?)のエンジンにしました\(^o^)/
XLRのエンジンを載せ換える方には定番のメニューでしょうか。
電装系の移植手法はいろいろある様ですが、今回はXLRのジェネレーターを移植する事で、車体側ハーネス・CDI等はXLRのものをそのまま使用しました。
上記画像の通りフライホイールもXLRのものが大幅に軽いためこちらを使用します。
【4.組み上げ】

分解・補修した各部品を元通り組み上げていきます。

可動部もしっかり分解清掃してグリスアップ

エンジン搭載はやはり寝転がして(笑)

一気に組み上げました!
チェーンやベアリングなど大物は見積もっていたものの、ステーやシールなど細かな部品を新品に置き換えていったら思ったより費用がかかりました^^;

エンジンの仕様変更に合わせて、給排気系も大幅リニューアル。
キャブはDENI PZ30(KEIHIN PD26の中華版)、インテークやEXパイは古いモトクロッサー XR200Rのものを流用しています。
基本フレームが同じなので、綺麗にレイアウトできます!
通勤用故に煩くしたくなかったので、マフラーはあえてノーマルとしました。
【5.クラッチ交換】

やっと組みあがりついに試走だ!と思ったら発進でいきなりクラッチが滑りました^^;
中古エンジン・・・エンジン自体は好調でしたがクラッチが死んでいたみたいです。

仕方が無いのでクラッチも交換。
作業自体はそこまで難しくありませんでしたが、二度と使わなさそうな特殊工具が増えました。
【6.完成!】

クラッチ交換も終えて、今度こそ完成です!
レストアと言いながら外装部品には全く手を加えていないので見た目はあまり変わっていません(笑)
しかし中身は殆どの部品を取り替えているのでとても好調になりました!
また意外にも通勤での燃費は25~30km/lと以前とあまり変わりませんでした。
ボロかったXLR125Rも、今回で概ねやりたかった作業を終える事が出来て満足です。
見た目は普通のXLR125R。中身はモトクロッサーという感じで楽しい通勤車が出来ました!
また時間があれば、外装を少しずつ綺麗にしていきたいです。
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